不治の病の少年,マニュキア・キャンペーンで約8000万円を集め赤十字に寄付

オランダのNPO団体3FMが行っている「シリアス・リクエスト」に、6歳の不治の病を患うタイン君が参加、マニュキアを塗るというキャンペーンで70万ユーロの寄付金を集めた。タイン君は水曜日父親といっしょにブレダ市に置かれた「ガラスの家」でのキャンペーンを申し出た。タイン君は脳のガンに罹っており治癒の見込みがない。このガンにかかる子どもは毎年15人から20人程度という非常に稀で治療が難しい病気だそうだ。

少年が始めたキャンペーンはソーシャルメディアを通じオランダ全土に広まった。マニュキアを塗ってもらい1ユーロ払うというキャンペーンだが、これに有名な歌手やDJ、そして極右政治家のウィルダース氏なども参加し、瞬く間に寄付金は70万ユーロ(約8000万円)に上っている。

毎年行われるこの「シリアス・リクエスト」寄付キャンペーンは、DJやミュージシャンがガラスの家に6日間閉じこもり、ラジオ放送を行い寄付を募るもの。今年は3日目ですでに180万ユーロ集まっている。昨年は6日間の合計330万ユーロが赤十字に寄付されている。

シリアス・リクエスト