風者の国オランダ、風力発電による電力供給30%増
風車の国オランダでは、エネルギー部門でも風車の利用が高まっている。中央統計局(CBS)の発表によれば、風力発電による電力供給は2014年と比較し30%増加した。この増加を後押ししているのは、第3の海上風力発電パーク開設である。このパークにはこれまで以上に高い風車を設置している。風力発電による電力供給は合計で76億キロワット時。オランダで使用している電力の6%に上る。電力の4分の3は国内の天然ガスと石炭発電。その他はバイオマスや太陽光による発電、そして国外からの供給にたよっている。
オランダの風力発電による電力の60%は、71メートル以上という高いタービンから供給されている。高さが高いタービンは、風を受けやすいのとブレード(羽)が大きいことで、より効率的になっている。また供給増加の要因の4分の3は、なんと95メートル以上という風車によるもの。これらのメガ風車の発電量は1000キロワット時と、65メートル以下のものの600キロワット時に比較し圧倒的に効率が高い。
オランダでは海上に設置された風車は139基、これに対し陸上には2000基ある。