ブリュッセル郊外の犯罪科学捜査研究所で爆発

ベルギー、ブリュッセルの郊外にある犯罪科学捜査研究所で爆発があった。警察はこれを犯罪行為と見なしており、テロの特定はしていない。
29日月曜日の早朝2時半ごろ敷地内の柵を3ヶ所破り車が進入、その後研究所内で爆発が起き、続いて火災が発生した。ベルギーのRTLテレビによると、1名あるいは複数の容疑者が研究所のそばに爆発物を仕掛けたとしている。この爆発では死傷者は出ていない。また犯行の動機も不明である。消防署の説明によれば、今回の爆発はかなりの威力を持つもので、建物の損傷は激しい。事件との関連性は不明だが、昨年11月に起きたパリのテロ事件で自爆したビライ・ハドフィはこの研究所のある地域に住んでいた。

ベルギーにおけるテロの警戒レベルは3月のテロ事件から変わらず4段階で上から2番目。3月にはブリュッセルの空港と地下鉄でテロリストによる爆破事件が起き、32名が亡くなっている。