オランダ若者の失業率大幅に下落

オランダ中央統計局CBSが17日に発表した数字によると、過去2年間の経済回復に伴い、25歳から30歳の若年失業率が大幅に下がっている。この年齢層の2016年第2四半期の失業率は5%と、2年前の7.3%に比較し大きく改善されている。この層は2008年の金融危機当時に就職したグループで、2013年には7.7%が職がないという氷河期を過ごしてきた人たちである。これより5年前のオランダは好景気で2.6%という低失業率を謳歌していた。

若年失業率が改善されているというものの、オランダでは25歳から30歳の就業状況を見ると、30歳から45歳の層に比較し失業率が高い。さらにこの層は、雇用契約がいわゆる契約社員(有期労働契約)である場合が31%と高くなっている。

CBS調査結果