ティッシュペーパー物乞いにご注意

オランダの列車の中でティッシュペーパーを配る人を見かけることがある。ジーンズとスニーカーという普通の身なりの若者や女性たちが乗客にティッシュペーパーを配って歩くのだが、その中に英語かオランダ語で「私は失業者です。二人の子供のために少しだけお金をください。」といったメッセージが入っている。列車を一巡したあと、集金に戻ってくるというのが通常のパターン。

警察によれば、彼らはただの物乞いではなく、中欧や東欧から来た犯罪集団だという。最近多いのがアムステルダムとハーレム間の列車内。スローターダイク駅などアムステルダム内でも増えている。「お金をあげないと嫌がらせをされるというケースやスリに豹変するというケースもある。」という。オランダでは一部の地域を除いて物乞いは違法で、もし見つかった場合には90ユーロの罰金が課せられる。警察はこのような行為を見つけた場合には、車掌に知らせるようにとアドバイスしている。