オランダの国民的歌手の誕生日にちなみ、アムステルダムの教会でカリヨン演奏

本日6月30日はオランダの国民的歌手であった故アンドレ・ハーゼス (1951−2004)が生きていれば65歳の誕生日である。アムステルダムの4ヶ所にある教会では、これを追悼しハーゼスの曲「血と汗と涙(Bloed, Zweet en Tranen)をカリヨン(鐘)で演奏する。教会の塔から流れる鐘の音はアムステルダム中で聞くことができる。

カリヨンを演奏するのはアンネ・フランクの家の隣にある西教会、ムント広場にあるムント塔、南教会、そして旧教会である。演奏時間は西教会が15:00から、ムント塔が15:30から、南教会が16:00からそして旧教会が16:30。このほかにもロックの殿堂パラディソで追悼コンサートが開かれるなど、アムステルダムの午後はアンドレ・ハーゼスの音楽で埋めつくされる。

1951年にアムステルダムの下町で生まれたハーゼスは、いろいろな職を転々とした後、1970年代の中頃De Krommertというカフェで「歌うバーテンダー」として有名になる。その後いくつかシングルを発表し、1980年に大手レコード会社EMIと契約し、80年代には国民的歌手としてその名声を得る。人生をテーマにした曲をオランダ語で歌ったハーゼスは、今でもオランダ人に人気である。

Youtube "Bloed, Zweet en Tranen"