ゼーランド産の一部のムール貝と牡蠣から毒性物質

オランダの西南部にあるゼーランド州のオースタースヘルデ湾の東北部で採れたムール貝と牡蠣から、毒性物質テトロドトキシン(TTX)が抽出された。このエリアで捕獲される貝類は食用には適さないとオランダ食品衛生局(NVWA)が警告した。2015年10月から同局はオースタースヘルデ湾でのTTX検査を毎週行っている。これまで特に問題がなかったのが、今週になりムール貝と牡蠣からこのTTXが発見された。今日29日水曜日はムール貝のシーズンが始まる日に当たり、このニュースは業界には打撃である。TTXはふぐの毒の成分で、食べると中毒症状を起こし危険だという。

しかし、NVWAによればゼーランドの他の海域は全く汚染されておらず貝類は安心して食べられるという。現在店頭に売られているムール貝や牡蠣は全く問題なく食することができる。