オランダの富裕層、また増加傾向に

オランダ中央統計局CBSが発表した統計によると、オランダの億万長者の数が増えている。不動産以外の資産が100万ユーロ(約1億2000万円)以上を億万長者とすると、この数は10万8000人と全人口の1.4%にのぼる。この1.4%が所有する資産総額は3400億ユーロ。富裕層はますます増加傾向にあり、2012年から2014年だけで5%も増加している。

さて、これらのお金持ちはどこに住んでいるのだろうか。
金持ち密度が高いのは、北オランダのブラリカム、ブルーメンダールそしてラーレンで、住民の10%が資産100万ユーロ以上を持つ。あとに続くのが南オランダのワッセナー(8.8%)とローゼンダール(7.6%)である。これに対し、金持ち密度が低いのは、ケルクラーデ(0.4%)。不動産価格がうなぎのぼりのアムステルダムは、不動産以外の資産を持たない人が大多数で、富裕層は1.3%とそれほど多くない。

CBS統計