アムステルダム、難民と学生のために住宅1000戸建設

アムステルダム市は、難民認定の下りた難民のために1000戸の仮設住宅を新規建設する。市町村が難民のためにこれだけの規模で住宅を建設するのは、オランダ全土で初めて。建設予定地はアムステルダム東部など市内4ヶ所で、2017年の6月には完成予定。新規に建設されるのはあくまでも10年間居住可能という仮設住宅である。

同市は難民が孤立するのを防ぐため、500戸は学生などの若者を入居可能にした。難民と学生が交流し、ある種のコミュニティを形成するという目的である。

オランダは各市町村に難民受け入れを振り分けているが、アムステルダム市は今年だけで2000人の受け入れを要請されている。これに対し市は今後の難民の増加を見越し、2400人分の住宅を供給する予定である。