オランダ政府、急増する難民に対応策

難民問題に頭をかかえる欧州。オランダにも毎週1700人近くの難民が入国している。難民申請者数はうなぎのぼりでこの傾向は変わる様相はない。オランダ移民局(IND)は急増する難民に対処するため、職員を100人増やした。難民のほとんどが内戦状態にあるシリアとエリトレアからの避難者である。

昨年1年間に難民申請をした人は3万20名。今年はこの数を大きく上回ると見られている。押し寄せる難民のための緊急宿泊施設の設置や申請受付に対処するため、政府は緊急対策を作成している。

シリアではすでに20万人が死亡、戦火を避けてトルコ、レバノン、ヨルダンなどに避難しているシリア人の数は、390万人に達している。欧州へ逃げる避難者は、ボートに乗りギリシアやイタリアに上陸する地中海ルートと、セルビアなどから列車や徒歩で欧州各国へ向かう陸上ルートのどちらかをとるが、どちらも生死をかけた厳しいものである。難民申請数が最も高いのはドイツで、昨年2014年には20万人。次がスエーデンの8万人で人口比では最も高い。オランダは近年の反移民政策のせいで難民受け入れ数が少ないという批判の対象となっていた。