オランダの難民収容所で同性愛者の権利について教育

オランダの教育省は難民収容所にて同性愛者の権利について教育を行う計画である。教育にはオランダの学校で通常使われている教材を使用する。難民の出身地である中東や北アフリカのイスラム圏では、女性の地位が必ずしも尊重されていないが、同性愛者にいたっては差別されたり迫害される場合が多々ある。オランダにやってきた難民の中でも収容所で同性愛者に対するいじめや暴力が発生しており、この対策として教育プログラムが計画されたもの。教育省のブスマーカー大臣は、オランダそして西欧諸国では性的マイノリティに対する差別や迫害は許されていないことを教育し、しっかりと身につけてもらうことが目的であるとコメントしている。教育の方法は、授業や話し合いなどが中心だが、収容所ごとにプログラムを決定することができる。たとえば、ゲイの難民とオランダのLGBT(性のマイノリティ者)グループとの接触なども計画されている。

2015年末にアムステルダムの収容所で起きた男性同性愛者に対する嫌がらせ事件では、グループを別のアパートに移すという措置が取られたが、同じような事件がおきたハーグではこの措置を断固として反対してきた。
隔離するのが解決策ではなく、同性愛者などのマイノリティに対する差別や嫌がらせが許されないことを、難民のあいだで徹底すべきというのが政府の方針である。