オランダの旅行社、ギリシアでの難民救助ツアーを企画
オランダの旅行会社「サンウェブ」と航空会社「トランサビア」そして難民援助団体である「ムーブメント・オン・ザ・グランド」が共同で、ギリシアのレスボス島へのツアーを企画した。シリアなどからの難民が欧州に入国するための至近の島がレスボス島で、ここに難民キャンプがある。ツアー参加者は、上陸地の海岸や難民キャンプでボランティア活動を行う。費用は420ユーロから460ユーロで、航空運賃、宿泊費、難民キャンプへの移動費、昼食が含まれる。シリア、アフガニスタン、イラク、リビアから戦火や弾圧を逃れてきた難民の多くが、ゴムボートでレスボス島に上陸するが、ボート転覆による溺死などの危険を乗り越え、着の身着のままで肉体的にも精神的にも疲れ果てた状態でやってくるという。ボランティアは食事や衣服そして医療サポートをする。
オランダは2015年には5万人近い難民を受け入れたが、難民収容施設を設置する地区での住民との軋轢や、極右派を中心とした反対の声に直面し、政府は難民受け入れを制限する方針をとりはじめている。しかしながら、国民レベルでの難民援助活動も盛んで、国内外でボランティアを行う人は多い。
オランダは2015年には5万人近い難民を受け入れたが、難民収容施設を設置する地区での住民との軋轢や、極右派を中心とした反対の声に直面し、政府は難民受け入れを制限する方針をとりはじめている。しかしながら、国民レベルでの難民援助活動も盛んで、国内外でボランティアを行う人は多い。