アムステルダム国立美術館館長、ワッセナーの個人美術館へ

アムステルダム国立美術館館長ヴィム・パイベス氏(55)は、オランダの美術界あるいは世界の美術界において「最も名誉ある職」を捨てると発表し、世間を驚かせた。次の任務地は、ハーグの郊外ワッセナーにある個人所有の「フォーリンデン美術館」だという。このフォーリンデン美術館は、ヨープ・カルデンボルグ氏が蒐集したコレクションを展示する個人美術館。カルデンボルグ氏はロッテルダムで化学品企業カルデックを経営しているが、過去40年にわたり多くの現代美術を蒐集している。コレクションはカルディック・コレクションとも呼ばれる。

国立美術館でのヴィム・パイベス氏の貢献は大きい。2008年に就任以来、10年以上もかかっていた問題山積みの大掛かりな改装工事を完成させただけでなく、2013年の再開時から入場者数を倍増させており、昨年2015年には年間240万人を記録している。

このような華やかなキャリアを捨てパイベス氏が新しく就任するフォーリンデン美術館とはどんな美術館なのであろうか。アムステルダムのにぎやかな街の中心にある国立美術館とは対照的に、フォーリンデン美術館はワッセナーの40ヘクタールある森と砂丘の中に建つ。数千あるといわれる蒐集コレクションは、近代から現代のすべてのスタイルそして時期を網羅しており、絵画だけでなく、写真、彫刻、インストレーション、ビデオそして本が含まれる。フォーリンデン美術館は今年の9月にオープンする。

Museum Voorlinden