観光税で市の税収増加、とくにアムステルダム市が貢献

オランダの市町村は今年だけで約1億8000万ユーロの観光税収を見込んでいる。これは昨年と比較して8.6%の増加。中央統計局CBSが発表したところによれば、この税収増加には観光客が急増するアムステルダムが大きく貢献している。アムステルダム市は今年だけで4600万ユーロの観光税を受け取る見込みで、これは昨年の25%増という驚くべき数字である。アムステルダムの宿泊施設は、ロッテルダム、ハーグ、ユトレヒトを合わせた宿泊施設数よりも多い。

観光税は、ホテルだけでなくB&Bなどの民宿そしてキャンプ場などに宿泊する観光客に課せられる税で、2014年からはエア・ビーアンドビーというネットサイト経由での民泊にもこの税が適用されるようになった。ほとんどの市町村では税収の数%が観光税によるものだが、オランダ北部にあるワデン諸島ではこの税金が税収の多くを占めている。フリーランド島(Vlieland)では約50%が観光税によるものと高く、テッセル島(Texel)では30%となっている。

CBSの統計