ガンによる死亡率、オランダは欧州で最も高く

2月4日はWHO(世界保健機構)が定めた世界がんの日(World Cancer Day)。
オランダでのがんによる死亡率は高く、10人に3人がガンで亡くなっている。欧州ではスロベニアに次いで2番目に高いというショッキングなユーロスタット(EUの統計局)の調査結果である。逆にガンによる死亡率が少ないのはルーマニア、リトアニアそしてブルガリア。オランダではさらに、65歳以下で亡くなる人の死因がガンである割合は47%と欧州で最も高く、65歳以上では2番めという驚くべき結果が出ている。

オランダのがんによる死亡で最も多いのが肺がんによるもので、全体の27% 続いて大腸がん(12%),乳がん(7%)、甲状腺がん(6%)、前立腺がん(6%)となっている。

「欧州各国では喫煙者の割合が減少しているというのに、オランダでは成人の23%がいまだに喫煙している。」とガン撲滅協会(KWF)。同協会によれば、肺がんによる生存率は他のがんに較べて低く、診断されてから5年以上生存している人は17%と低い。協会では早急に禁煙キャンペーンを進める必要性を唱えている。

ユーロスタットの統計