オランダのスーパーのショッピングカート、衛生状態悪く

オランダのスーパーマーケットに設置されているショッピングカートの衛生状態がよくない。フューザーネットが行った調査によれば、10台に8台は汚れているという。84%がかなりひどい状態、14%は汚れている、そして残りの2%が清潔という惨憺たる結果が出ている。調査は、ショッピングカートに付着した雑菌や大腸菌などの有無を検査したもので、とくに大腸菌が問題となっている。大腸菌は通常人間、動物の排泄物や生肉から検出されるものである。

オランダ中央食品局(CBL)によれば、スーパーマーケットの従業員が食品に直接触れる場合には厳しい規制が適用されている。「ただし、ショッピングカートに入れる商品のほとんどはパッケージに入っており、直接食品が触れる可能性は高くない。」という。
「ショッピングカートにもスーパーマーケット内の衛生基準が適用されるべきで、カートは清潔で外部からのゴミや商品の残りかすなどがあってはならない。」。しかしながら、「菌については必ずしも完全無菌状態である必要はないと」と同局はコメントしている。

地方別ではフリースランド州のカートが最も清潔なのに対し、フローニンゲン州のカートの衛生状態は最も悪いという。調査会社によれば、カートの衛生状態の悪さは、コンピュータのキーボードに引けをとらないという。