オランダの難民キャンプでテロ組織参加容疑者を逮捕

オランダの警察当局は3日木曜日、テロ組織に参加していたという容疑でシリアから来た18歳の男を逮捕した、と発表した。発表によると、男は11月30日月曜日、ハーグで身柄を拘束された。調べでは、この男は、2014年10月にシリアからオランダに入国して難民申請をし、ザーンダムにある難民収容ボートに滞在していた。他の難民に対して「自分はアルカイダとISの戦闘員だ」と吹聴していたことなどから、警察はテロ組織に関与している疑いがあるとして、男を逮捕した。

今回の逮捕事件で政府は動揺を隠せない。キリスト教民主党のカイザー議員は難民の入国管理のずさんさを指摘している。多くの難民申請者はパスポートなどの身元を証明する書類を所持していない。労働党のカイケン議員も深刻な事態だとし、今回は容疑者が自分から名乗っていたことが救いであったと述べている。同議員も入国時のスクリーニングがきちんと行われているかどうか調査を行うべきだと指摘した。極右反イスラムのPVV党のウィルダース党首は、オランダでのテロ攻撃は時間の問題であるとし、「パリで起きたことが、難民が津波のように押し寄せるオランダでも起きる。もしそのようなテロ攻撃があれば、難民の入国を手放しで許可しているルッテ首相に責任がある。」と難民受け入れ反対論を披露した。

オランダの反テロ警備局(NCTV)は、難民の避難ルートが悪用されている可能性は排除できないが、まだ今回の事件の真偽が確定しているわけではないため調査の結果を待つとコメントしている。