オランダ人、フレックスタイム制が最も大切

オランダの従業員にとって、就業条件で最も重要なのはフレックスタイム制である。交通費支給や年金積立はその次に来る。6800人を対象に21の項目でインテリジェンス・グループ社が調査した結果である。

調査対象は、男性、女性、正規社員、学生、失業者と分類。このうち、女性と学生は、フレックスタイム制が最も重要な条件だと答えている。男性は年金積立に重きを置き、失業者は交通費支給が重要だと考えている。「男性はお金、女性は時間」と調査会社は結論づけている。調査対象全体の統計では、重要度はフレックスタイム、年金、そして交通費の順となっている。

年金積立に関しては年齢によって重要度は異なっている。50歳以上では、年金積立制度が最も重要だとする人が49% これに対し新卒者は25%のみがこれを重要視している。このほかに従業員が求めている条件で多いのは、「休暇が多いこと」「13ヶ月目のボーナス」「在宅勤務」「学費支給」「仕事の環境」である。