オランダ、ロッテルダムの病院、ベッドはすべてロボットが洗浄

ロッテルダムのエラスムス・メディカルセンター病院では、今月からベッドとマットレスの洗浄はすべてロボットに任せることになる。病院での完全な洗浄の機械化を行うのは世界でも初めて。ベッドは洗車場のような機械の中をくぐってロボットによる清掃が行われる。同病院によれば、ロボットによる洗浄は人間の手にかかるよりもずっと効率的であるという。さらに、洗剤を使わず水の使用量も格段に少ないため、従来の方法よりも環境への負荷が少ない。

この洗浄機の中でベッドの部品を6秒間高圧の熱湯で洗うことで、95−99%のバクテリアが消滅する。現在、薬剤耐性バクテリアが増加している中、院内感染を防ぐという目的達成への大きな一歩である。
このロボット洗浄機は、年間5万台のベッドを洗浄する。このほか、感染源となっている車いすや点滴用の柱といった大きな器具もこの洗浄機の中をくぐらすこともできる。