オランダ極右移民排斥を唱えるPVV党、世論調査でトップに

ウィルダース議員が率いるオランダ極右反イスラム政党である自由党(PVV)が支持を大幅に集めている。10月15日(木)にTNS/NIPOが行った世論調査によれば、もし現時点で選挙が行われば全議席数150議席のうち38議席と、第一党となる可能性もある。与党VVD党、野党のD66党そして社会党(SP)は支持を失っている。

大量の難民のオランダ流入は、政府の方針が定まらないまま国民の不安や不満を増長させている。この流れに乗った極右の自由党(PVV)が扇動的なキャンペーンなどで、あらゆる層の支持を得ている。先週の日曜日に行われた別の世論調査でもPVV党は35議席と支持は高い。2012年の選挙でPVV党は15席を獲得している。

現政権では最大の議席数を持つ中道右派の自由民主党(VVD)は2ヶ月前に行われた世論調査での議席数28議席からさらに7議席失い、21議席。連立を組む労働党も2議席失い11議席、社会党はマイナス6議席の17議席となっている。高学歴者や学生に人気のリベラルのD66党は23議席から18議席へと支持を失っている。労働党、社会党、D66党は難民を歓迎し、オランダ人と同じ社会保障を約束している。