オランダ、32年ぶりサッカー欧州選手権予選敗退する

サッカーの2016年欧州選手権予選が13日欧州各地で行われた。プレーオフを期待していたA組のオランダはホームでチェコに2―3で敗れ、4勝1分け5敗の勝ち点13で同組4位に終わり、8大会、32年ぶりの予選敗退が決まった。後半21分にファン・ペルシーがオウンゴールという3点目を献上してしまったことが敗因となった。予選でオランダを下したトルコはA組で3位。他の組の3位グループのなかでは勝ち点が最高となり、来年フランスで開かれる本戦への出場を決めた。A組の1位と2位は、チェコとアイスランド。
オランダ国民はこの32年ぶりの予選敗退で落胆している。オランダは2018年にロシアで開かれるワールドカップを目指すほかに道はない。

一方で歓喜にわくのが隣国ベルギーだ。13日にホームでイスラエルを3-1で退け、欧州選手権予選B組を1位で勝ち抜けただけではない。 13日のAP通信は、次回11月5日に発表されるFIFAランキングでベルギーが、現在の3位から首位に立つことが決まったと報じた。ベルギーがサッカーの世界ランク1位になるのは初めて。これまで、1位になったのはアルゼンチン、ドイツ、ブラジル、イタリア、スペイン、フランス、そしてオランダの7カ国だけ。ベルギーはこの6年間で順位を65上げることになる。ちなみに、オランダは最新(10月1日付)のFIFAランキングで14位に甘んじている。