オランダ、ボックビールのシーズン始まる

オランダの伝統的な秋のビール、ボックビール(Bockbier)のシーズンが10月の最初の月曜日から始まった。オランダのビール醸造所は今年は125種類のボックビールを醸造、昨年の90種類より大幅に上回った。琥珀色から茶色に近い濃い色をした少し甘みのあるボックビールは、年に1度のみ醸造されるビールで量に限りがある。

ワインの代わりにボックビールと料理を組み合わせた「ボックビール・メニュー」を出すレストランも少なくない。
18歳から65歳の1,087人を対象にした国内ビール調査では、ビールを飲む人の64%は夕食にボックビールを組み合わせたことがあるという。さらにこの調査では78%の人がボックビールのようなスペシャルビールを飲んだことがあると答えている。
スペシャルビールとは、季節が限られていたり、フルーツなどの特殊な味がするビールのことで、69%の人は味が特別であることでこれを選んでいる。季節物だという理由で選ぶ人は全体の39%