LCCライアンエアー、スキポール空港からの発着開始

格安航空会社ライアンエアーは10月からアムステルダム・スキポール空港での発着を開始する。アイルランドに本拠を置くこの格安エアラインは、手始めにアムステルダム・ダブリン線を毎日4本飛ばす予定である。同社によれば、このルートの開始で年間45万人の利用者増が見込めるという。ライアンエアーはオランダではこれまでマーストリヒトとアイントホーフェンという小さな空港からの発着のみであった。それでも利用者は年間200万人と多い。今後スキポール発の他の目的地ルートも増やしていく予定で、KLM、トランサヴィア、イージージェットの競合となる。

ライアンエアーやイージージェットという格安航空会社が、スキポール空港のような空港使用料が高い空港を利用する背景には、ビジネスで利用する顧客の増加がある。かつてはバカンス客がターゲットであったが、今では仕事で利用する人にも目を向けている。
ライアンエアーは欧州では14%という大きなマーケットシェアを持つが、オランダではまだ4%。今後、同航空会社が本格的に参入することでオランダでの格安航空会社の価格競争はますます激しくなると見られる。現在ホームページには、アムステルダム・ダブリン間9ユーロという広告が出ている。

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