オランダへの観光客、1日に一番お金を使うのは日本人

観光客であふれるアムステルダムで、とくに目立つのが飲んで吸って騒ぐイギリス人。これに眉をひそめる住民も多いが、実際にはオランダの観光収入の一番の担い手となっているのがイギリス人観光客である。観光はオランダでも重要な産業。2013年には650億ユーロを観光で稼いだ。これは国民総生産の3.6%にあたる。

国ごとの統計(2014)を見ると、イギリス人がオランダで落す金額総計は11億8000万ユーロと最も高い。迷惑などと言っていられない金額である。次いで米国の11億7000万ユーロ。次いで隣国ドイツの9億ユーロとなっている。日本人観光客は数が少ないのと滞在期間が短いため1億8000万ユーロとそれほど多くない。
ところが、1日に費やす金額で見ると日本人観光客はトップの座をしめる。日本人観光客は1日平均460ユーロをオランダでつかっている。次にお金を落すのがカナダ人で1日384ユーロ。あまりお金を使わないのがベルギー人とドイツ人で、それぞれ116ユーロと112ユーロというオランダ観光局の統計である。