政府の緊急救済措置、3ヶ月延長

20日、オランダ政府は企業や個人事業主に対する緊急財政救済措置を延長すると発表した。これまで3月から6月の3ヶ月間であった救済措置は、コロナ危機が予想より長引いているためにさらに3ヶ月延長することを決定した。2回目の救済措置は合計130億ユーロとなる。
これまでの救済措置は3つの柱から成り立っていた。企業に対する従業員給与援助(NOW)、固定費に対する一律4000ユーロの助成金(TOGS)、そして個人事業主に対する生活保護(TOZO)である。

第2回目の救済措置は1回目のそれとほぼ同様であるが、いくつかの条件が挙げられている。
国の援助を受けている企業はボーナスの支給、自社株買い戻し、配当金支払いを行うことが禁じられる。また雇用主は雇用者の再訓練などが要請される。
TOGSを受けていた企業は、さらなるコスト補償として最大20,000ユーロまでのの援助を受けられる。
TOZO措置を受けていた個人事業主(ZZP)は、次の3ヶ月も同様な生活保護が受けられる。ただし第一回目はほぼ無条件であったが、次の3ヶ月はパートナーの収入が算入されるため、対象外となる人も出てくる。

企業支援に関するオランダの政府広報ページ(英語)