高齢者向けサービスはオランダの中国向け有望輸出商品に

オランダの高齢者向けサービスは輸出商品として有望なようだ。現在中国にいるデ・ヨンゲ健康保健省大臣がこの分野での協力に関する同意書に本日7日署名する。高齢者サービスに関連するオランダ企業数十社も大臣とともに中国への売り込み目的で同行している。中国には現在65歳以上の高齢者が2億人住む。

大臣と同行した企業のひとつタスクフォース・ヘルスケア社の代表は「オランダの高齢者の94%は自立している。これは中国政府が目指すものと合致する。」と中国市場に意欲を見せている。中国の高齢者の多くは子どもたちが大都市に仕事を求め移住したあとに村に残されている。子どもたちは自分たちの生活に忙しく親の面倒を見る時間がない。

高齢者介護団体であるヒューマニタスやエラスムス大学そしてハーグの専門高等学校も中国市場での知識の共有を目指している。とくに認知症や病気の高齢者が、健常な高齢者とともに住めるような施設についてアドバイスを行いたいという。
他にも、薬の飲み忘れを防ぐ入れ物や高齢者用食事を専門とする企業なども中国市場へ大きな関心を示している。現在65歳以上の人が2億人いる中国だが、この数が4億人となる日は近い、と先のタスクフォース社はこの大市場に期待している。