オランダ、認知症理解のためのキャンペーン

オランダの国民健康省の次官であるマーティン・ファン・ライン氏は、認知症の理解と知識を一般の人に広めるために1600万ユーロをかけてキャンペーンを行う意向。この資金で「認知症の友だち」ネットワークを創設するという。「友だち」は認知症についての知識をさらに他の人にも広げる。「友だち」とは認知症の人に接する機会が多い職業につくひと、たとえば警察官やバスの運転手などである。

このキャンペーンの目的は、より多くの人が「忘却」の病気にいち早く気がつき、これに対処できるようになることである。認知症の人がいる家族だけでなく、店員やバスの運転手なども含まれる。「今後、社会において認知症は日常生活に大きな問題となる。」と次官。
ファン・ライン次官は水曜日、ドールンにあるスーパーマーケットを視察した。このスーパーマーケットはオランダ初の「認知症の人にやさしい」スーパーとして認定書を受けている。昨年からの福祉予算カットで、老人施設に入居できず自宅で自立する老人が増えているのにともない、このようなスーパーなどの対応が重要となってきている。

現在オランダには26万人の認知症者がいるが、2050年にはこの数は40万人へと増加すると見られている。政府はすでに3200万ユーロを認知症研究に出資している。