ネパール地震被災への寄付金300万ユーロを超す

オランダでは「ネパールを援助」キャンペーンが今日から始まった。キャンペーンはラジオ、テレビにタレントなどが出演し寄付を募るというもので、今日からアムステルダムのデ・ハレン(De Hallen)で実況中継が行われている。キャンペーン開始前から寄付金は330万ユーロ(約4億3000万円)集まっているが、今後この数字は飛躍的に伸びる見込み。

オランダ人の寄付好きは有名であるが、寄付を受け付ける側のシステムが整っていることも注目すべきである。寄付を募る団体はユニセフ、赤十字、オックスファムなど多々あるのだが、これをひとつにまとめたSHOという団体が窓口となり、振込先の銀行口座番号も555とシンプルにし寄付金を送りやすくしている。寄付をする側も団体を選ぶ必要もなく、複雑な振込先番号を記入する手間なくサイトから直接ネットバンキングで送金できる。
この振込先555というのは常時開設されているわけではなく、開発途上国で災害があった場合のみに開かれる。2004年のアジアで起きた津波の被害には2億800万ユーロ(約250億円)の寄付が集まった。日本の東日本大地震では開発途上国ではないという理由でこの口座は開設されず、オランダ赤十字が独自で寄付金を募った。

ネパールでは金曜日現在6000人以上の死亡が確認されておりこの数はさらに増加すると見られている。オランダ人も200名以上行方不明となっている。

Giro555