「同性愛男性の献血禁止は差別」オランダ人権委員会

オランダ人権委員会は水曜日、同性愛の男性による献血を禁止するのは差別的であると発表した。これまでホモセクシュアルあるいはバイセクシュアルの男性はHIVバイルスに感染している可能性が高いという理由で献血が禁止されてきた。しかしマーストリヒト大学そしてオランダの献血サービス企業サンクインの調査によれば、安全性の面でこの禁止令は必要なくなっている。健康省大臣のエディス・スキッパー氏も先月この禁止令を解除したほうがいいと述べている。LGBT(レズビアン、ゲイ、性転換者などの性的少数者)権利擁護団体であるCOCも「献血の安全性はゲイであるか否かではなく安全な性行為を行っているかどうかが問題。」と同性愛者へ焦点をあてたこの禁止令を非難、スキッパー大臣に対し即刻解除を要求している。