オランダ、F16戦闘機をウクライナに正式納入

ウクライナのゼレンスキー大統領は日曜日、オランダのアイントホーフェンを訪問しルッテ暫定内閣首相と会談した。この会談でオランダはF-16戦闘機をウクライナに納入すると発表した最初の国となった。

ゼレンスキー大統領はオランダ短期訪問後の日曜、X(旧ツイッター)で、オランダがパイロットやその他の人員への訓練と教育が完了次第、42機のF-16を引き渡すことでルッテ氏と合意したと報告した。この数は、来年半ばからオランダが保有する余剰航空機の数に相当する(現在、これらの航空機のうち24機がまだ使用されている)。デンマークもF-16を19機納入すると日曜日に発表された。両国による決定は、米国政府が航空機の譲渡を正式に承認したことで可能になった。

ルッテ首相は記者会見で、オランダは戦闘機42機を「可能な限り」移転するために全力を尽くすと述べている。英国でのパイロットとサポートスタッフの語学訓練に加え、訓練がまだ始まっていないため、航空機の引き渡し期間については首相は言及しなかった。ウクライナの「インフラ」もまだ準備が整っていない。しかし今回の決定は前線に変化をもたらすと政府関係者は考えている。