金曜日、待ちわびていた初ニシンが店頭に。

オランダ人が待ちわびていたホランス・ニューエ(Hollandse Nieuwe)と呼ばれる初ニシンが、明日金曜日から店頭に並ぶ。

オランダ語でハーリングと呼ばれるニシンは、実はオランダの海で捕れるのではなくノルウェーやデンマークの海で獲って、その場でオランダで売られているハーリングに加工される。ただ加工はオランダ人の漁師が行うので、「ホランス・ニューエ(Hollandse Nieuwe)(オランダの初ニシン)」と呼んでも差し支えないのだと、オランダ・ハーリング協会。この加工には特別な技術が必要で、これができるのはオランダでも10−15人ぐらいしかいないらしい。これらの技術を持つオランダ人ニシン専門家は、今ノルウェーとデンマークで働いているが、12時間で400トンのニシンを捌く。これから2ヶ月の間、約25,000トンのニシンが水揚げされるが、これをさばくのである。

今年はニシンのシーズンの始まりが例年より遅かった。5月末にニシンを調べてみたがまだまだ脂が乗っていない状態だった。それで23日まで初ニシン販売とお祭りが延長されたのだ。

初ニシンが販売されるのはオランダだけでない。半分はドイツに行き、4分の1がオランダ、そして15%がベルギーだ。そして残りが世界中に輸出される。