スキポール空港の混雑、薄着と時間枠設定で解消?

昨年の5月にスキポール空港を利用した人は、空港の外まで続く混雑は記憶に新しいはずだ。今年も5月休暇の混雑が予想されているが、空港はこれを防ぐための対策を準備している。

すでに実験的にセキュリティチェックの時間を予約制度が始まっている。時間予約は出発の3日前からオンラインで可能だ。予約するとQRコードが送られてくるので、これを空港で見せると特別なレーンからセキュリティ・チェックに入ることができる。ただし、これが可能なのはEUとシェンゲン国向けのフライトのみ。

さらに、待機時間を減らすため空港では旅行客へ「セキュリティチェック用ドレスコード」を推奨している。なるべく薄着で、脱衣の必要のない服装。ブーツを履かずにスニーカー。ベルトなしで動けるジョギングパンツやレギンスがいいという。もちろんセキュリティで止められるような液体などを持ち込まないことは言うまでもない。
こうしてセキュリティ・チェックでの時間がかなり短縮されると空港は見ている。

空港の混雑の大きな要因だった人員不足も解消しつつある。給与は最低でも21%上がったので、人員を集めやすくなり、セキュリティの人員は今年は去年より850人増えている。