KLM、7月に1日7000席分を削減に
KLMオランダ航空は、スキポール空港出発便を7月から1日7,000人分削減しなければならない。空港の混雑は続いているため、すべての航空会社のフライト合計で1日13,500人の出発便利用者を減らすと空港が発表。このうち半分はKLMの乗客となる。オランダ民放局RTLが空港関係者から入手した情報である。
スキポール発の各飛行機が満席であると仮定すると、1日13,500席分は空港でさばききれないという。セキュリティを通過する乗客をスムーズに誘導するために、最低でも13,500人の乗客を減らさなければならない。
KLMオランダ航空は、スキポール空港利用会社の約半数を占めていいるため、乗客削減もこの約半数になる。航空会社は各自で乗客制限の方法を決めることができる。例えば、チケット販売を停止したり、すでに販売したチケットをキャンセルするなどが予想される。
他の航空会社がどの程度乗客を削減するかは不明。
4月末から始まった空港混雑はいまだに解消されていない。空港の外までチェックイン待ちの人が行列する日もある。今回の利用者削減対策により大混雑は緩和される見込みだ。混雑の原因は空港全体での人員不足。とくにセキュリティの人員が不足している。