ライデン・ハーグ間の鉄道事故、一人死亡数十人が負傷 (更新)

4日早朝3時25分ごろライデンからハーグに向かうオランダ鉄道の列車がフォースホーテン(Voorschoten)で脱線した。逆方向から来た貨物列車が、線路上に停まっていた工事用のクレーン車に衝突、その後に来たオランダ鉄道の乗客用列車がクレーンの破片に乗り上げ脱線した模様。この事故でクレーン車の運転手1人が亡くなり、乗客19人が病院に運ばれた。

脱線した列車には50−60名が乗っていた。脱線で先頭車両は牧場に突っ込み、真ん中の車両は鉄道の横に脱線している。一番後ろの車両からは火災が発生したが後に収まった。

この列車に乗っていた乗客は、「突然列車が激突し横倒れになった。ポケットにあった携帯や鍵までが床に散らばった。誰かがすぐに列車から降りろと叫んでいるのが聞こえたが、とにかく怖い瞬間だった。」と事故の様子を語っている。

事故の原因はまだ発表されていないが、クレーン車は鉄道修復作業に使われているものだという可能性が高い。

この事故のため、現在ライデン中央駅とハーグ駅間の列車は運行が中止されている。鉄道運行会社プロレールによると、数日間はライデンとハーグ方向の列車は運行停止となりそうだ。