ヨーロッパで最も美しい鉄道の旅
航空便の混乱、空港の混雑そして夜行列車の復活などから、最近鉄道旅行が脚光を浴びている。ヨーロッパには 25 万キロメートルの鉄道がある。何百もの鉄道会社がそれぞれ独自の設備、路線、接続、料金を備えている。そのため、国際列車旅行の予約は簡単ではない。オンラインでチケットを販売する鉄道会社もあれば、カウンターのみで販売する鉄道会社もあります。ある列車では座席を予約義務があるが、次の列車では予約が不可。かなり前にチケットを購入すれば安くなるものもあるし、直前に予約すれば安くなり鉄道もある。要するに、列車の旅には事前の十分な調査と準備が必要なのだ。
さて、鉄道旅行をすると決めたら、どこが一番美しく印象に残るのだろうか。以下は、旅行ジャーナリスト、Sander Groen氏が選んだ5つの鉄道の旅。
1. ベオグラード – バール鉄道(Belgrado-Bar)は、ユーゴスラビアの独裁者チトーによって建設され、セルビアの首都からモンテネグロのアドリア海のリビエラまで、435 の橋を越え 254 のトンネルを通過する 12 時間の旅。
2. ポルトガルのリーニャ・ド・ドウロ川を越えて、世界遺産に登録されているドウロ川の谷間を曲がりくねったループを通過し、ポルトからピニャンを経由してポチーニョまで。港のブドウ園や紺碧のタイルの絵が描かれた駅を通り過ぎる。
3. 有名なスイス ベルニナ エクスプレス(Bernina Express)は、ドイツ語圏のグラウビュンデン州のクールからアルプスを越え、言語と国境を越えてイタリアのティラーノまで 4 時間で運行している。
4. コート ダジュールのビーチから山を通り、フランス アルプスの頂上にあるスパまで走る列車。ニースからスパのあるディーニュ・レ ・バンまで 3 時間強でピーニュ列車(Train des Pignes)が走る。
5. スウェーデンの首都ストックホルムから北極圏まで 24 時間で到着し、雪に閉ざされた山村、果てしなく広がる氷と凍った滝を通り過ぎる。Norrlandståget 別名「Arctic Circle Express」は、冬のワンダーランドを巡る壮大なツアーである。