ロンドン行き直行列車「ユーロスター」がアムステルダムに延長、新ターミナル建設へ

オランダから鉄道でロンドンに行くには、ベルギーのブリュッセルまで行き、そこから特急列車ユーロスターに乗り換えねばならなかったが、今年12月からはアムステルダム中央駅から直接ユーロスターに乗車できるようになる。
当初は1日2本、アムステルダム発、スキポール空港、ロッテルダムに停止し、ブリュッセルを経由しロンドンまで、直行列車が運行する。アムステルダム中央駅からロンドンまでは4時間9分が計画されている。

このロンドン行のユーロスター用には別途特別なターミナル建設が必要となる。イギリスがEUを脱退するために、ユーロスターは欧州域外向けの列車となり、ターミナルでは空港と同じ出国管理や荷物のチェックが義務付けられる。

NSインターナショナルと建築を担当するベンテム・クラウェル氏によれば、ターミナルはプラットフォーム15Bの東側に建設される。出入国管理とセキュリティチェック・エリアの他に、待合室が設けられるが、ここには窓が多く設置され、アイ湾の素晴らしい光景を楽しめるという。

ユーロスター列車が停車するロッテルダムやスキポールでも同様なターミナル建設が必要となる。ただスキポール空港の地下にある鉄道駅は現状でも手狭なため、ユーロスター専用ターミナルの建設は難しい。このための解決策を模索中だ。