価格高騰、さてどこのスーパーが一番安いのか?

エネルギー価格と原材料費の高騰で、インフレは10%を超え、それにともないスーパーマーケットでの買い物も日毎に高くなっている。中央統計局の調査では10月のスーパーの平均価格は昨年同時期と比較し12.8%も高くなっている。牛乳やチーズそして卵に至っては20%以上の値上がりだ。

消費者はなるべく安いものを買ったり、安いスーパーに足を運ぶようになっている。格安スーパーと呼ばれるアルディ(Aldi)とリドル(Lidl)のマーケットシェアは15.7%から16.3%に上昇している。また、自社ブランドの製品を買う人も増えている。

しかし実際のところこの2つの格安スーパーで買い物をするのが一番得策なのだろうか? オランダのフォルクスクラント紙が、複数のスーパーで同じ製品を買って合計を比較してみた。製品は特別セールのものなどは含まず、通常価格のものだけを選んでいる。牛乳1リットル、バナナ1kg、ヨーグルト1リットル、鮭300グラム、エスプレッソ20個、6個のフリーレンジ卵、ブロッコリ500グラム、みかん1kg、丸パン6個、牛ひき肉500グラム、きゅうり1本、ノンアルハイネケン6本。というオランダ人の基本的な買い物だ。合計金額で一番安かったのは、ディルク(Dirk)の31.79ユーロ。一番高かったコープ(Coop)の35.65ユーロと4ユーロ違う。リドルは32.01ユーロと2番め。シェアトップのアルバートハインは34.69ユーロだった。

もちろん購入する品物によって価格はだいぶ変わってくる。たとえば鮭やオーガニックのひき肉は、ディルクよりリドルが安い。
またブランド製品といわゆる自社製品を比較するとこれもかなり価格が違う。フォルクスクラントの調査団が、アルバートハインで同じ製品をブランド製品と自社製品で買ってみたところ、自社製品だけの合計が40.29ユーロだった場合、ブランド製品では6ユーロ高くなった。このほかに、もちろんセール品を買うことで節約は可能だ。

以下は上記製品の合計金額。
1. Dirk – €31,79
2. Lidl – €32,01
3. Vomar – €32,29
4. Aldi – €33,45
5. Dekamarkt – €34,10
6. Jumbo – €34,56
7. Albert Heijn – €34,69
8. Hoogvliet – €35,40
9. Plus – €35,65
10. Coop – €36,74