オランダ、史上最低のインフレ率だが給与は大きく上昇
2016年、オランダでは物価はほぼ変わらないにもかかわらず給与は大幅に上昇した。この購買力向上の傾向は2017年も続くのだろうか。
中央統計局(CBS)によれば、2016年の給与は平均1.9%上昇。2009年以来最も大きい上げ幅である。これに対しインフレ率は0.3%と史上最低の水準。消費者向け製品は2015年に比較し0.2%下がっている。この他価格が下落したのは、電気料金、国外への航空代金や銀行手数料、そして光熱費など。唯一上昇したのはサービス業。0.9%上昇している。
CBSによれば給与上昇率がインフレ率を大きく上回ることはほとんどないという。ただし給与上昇率は業種によって異なる。公務員給与は長い間ほぼ凍結状態だったが、2016年には3.4%上がっている。企業での給与上昇平均は1.7%となっている。最も上昇率が高かったのは教職で3.9%。このほか建設業も好調である。最も上昇幅が少なかったのは金融業の0.9%
社会省の予想では今年の購買力も昨年と同様高まるが、やや緩やかな上昇となりそう。インフレ率は若干上がると見られる。とくにガソリンやディーゼル価格は原油価格を反映し上昇する。また今年の後半にはエネルギー費も上がりそう。
2017年、所得税が下がるので購買力は増す。とくに低所得者にこの減税は大きく影響するであろう。
中央統計局(CBS)によれば、2016年の給与は平均1.9%上昇。2009年以来最も大きい上げ幅である。これに対しインフレ率は0.3%と史上最低の水準。消費者向け製品は2015年に比較し0.2%下がっている。この他価格が下落したのは、電気料金、国外への航空代金や銀行手数料、そして光熱費など。唯一上昇したのはサービス業。0.9%上昇している。
CBSによれば給与上昇率がインフレ率を大きく上回ることはほとんどないという。ただし給与上昇率は業種によって異なる。公務員給与は長い間ほぼ凍結状態だったが、2016年には3.4%上がっている。企業での給与上昇平均は1.7%となっている。最も上昇率が高かったのは教職で3.9%。このほか建設業も好調である。最も上昇幅が少なかったのは金融業の0.9%
社会省の予想では今年の購買力も昨年と同様高まるが、やや緩やかな上昇となりそう。インフレ率は若干上がると見られる。とくにガソリンやディーゼル価格は原油価格を反映し上昇する。また今年の後半にはエネルギー費も上がりそう。
2017年、所得税が下がるので購買力は増す。とくに低所得者にこの減税は大きく影響するであろう。