新しい非mRNAワクチン、オランダ健康大臣許可に

ノババックス(Novavax)と呼ばれるコロナ重篤化予防のためのブースターワクチンの使用を、昨日カウパース国民健康省大臣が許可した。18歳以上の人はだれでもこのノババックスを選ぶことができるようになる。ただこのワクチンがオミクロン変異種に感染した場合にブースターショットが十分な防御ができるかどうかはまだ不明だという。

オランダ健康委員会は先週、ノババックス・ワクチンの効果はまだ不明な点が多いため、ブースターとして利用するのはまずは mRNA種のワクチンであるモデルナかファイザーのワクチンを優先するとコメントしている。しかしながら、国民健康省はノババックスワクチンは、全くワクチンを接種しないよりは重篤化を防ぐと発表している。またいわゆるmRNAワクチンにアレルギー反応を起こす人などは、こちらのワクチンを選んでいる。

ノババックスは、昨年 3 月から 12 歳以上のすべての人が使用可能となっている。ブースター接種の場合は18 歳以のみが 選択できる。副反応は通常軽度で、mRNA ワクチンと同様だという。日本語の情報はこちら。武田社の新型コロナワクチン(ノババックス)について

9月中旬から、コロナ感染で重症化するリスクが高い人を対象にブースター接種を呼びかけている。医療従事者や毎年インフルエンザの予防接種を受ける人も接種の招待状を受け取っている。その他の人の順番がいつになるかはまだ不明だが、同省は数週間以内になると予想している。

オランダ国民健康省「Novavax」接種について