暴風ダッドリーで大きな被害、次の暴風も

昨夜からオランダを襲っている雨を伴う暴風ダッドリー(Dudley)は、南ホランド州、北ホランド州、ドレンテ州そしてフリースランド州で大きな被害をもたらしている。イギリスでも大きな被害を与えているこの嵐は、今夜にもオランダの他の地域にも到達するはず。オランダ気象協会KNMIは、北部沿岸地方では時速100kmの嵐となると警報を出している。

南ホランド州のマーススラウスでは倒木で車が全壊し、搭乗者2人が消防車によって救出されるという事故が起きた。ハーグでも駐車中の車に木が倒れている。トゥウェンテ州のフラーネルブルグでもキャンパーが倒木による被害を被った。
このほかにも各地で屋根が壊れたり、木が家に倒れるなどの被害が出ている。
レリースタットとエンクハウゼンをつなぐ堤防はトラックや牽引車両の通行止めを行っている。また普通車両も時速70kmの速度制限。

このダッドリー(Dudely)の他にも暴風ユニス(Eunice)が控えている。ダッドリーは本日17日午後から勢力が弱まるが、金曜日午後にはユニスが上陸するという予想が出ている。暴風ユニスはダッドリーよりも風力が強く時速90−120kmとなりそうだ。

オランダ気象協会