ロックダウン開けの飲食店、また値上げとなるか?

ロックダウンが緩和されて飲食店やホテルがオープンした。長い間の閉鎖から開放された飲食店はこれを歓迎しているが、同時に今後の値上げに直面している。エネルギー費や原材料費の高騰は飲食店のメニューの値段にも影響を与えている。

オランダ飲食店協会(KHN)のスポークスマンは、極端な値上げとなるかはまだ不明だとしながらも、エネルギー費、原材料費、そして人件費の高騰は考慮せねばならないと発表している。高級レストランやホテルなどを経営するファン・ザウデン氏は、15−20%の値上げは仕方がないと話している。同氏はプール付きのホテルも経営しているが、これまで月に2500ユーロだったエネルギー費が7500ユーロに上がっているため、値上げは避けれれないという。飲食店でもガス代や電気代が3倍になっていると話すオーナーもいる。

飲食店の値上げは今に始まったことではない。中央統計局の数字によれば20年前のビール一杯は1.28ユーロだったが、2018年には2.58ユーに上がっている。また赤ワイン(バーのハウスワイン)もグラスで1.83ユーロが3.7ユーロへ、コーヒー一杯も1.18ユーロから2.28ユーロへと上昇している。前回のロックダウン開けの際も値上げする飲食店は多かったが、今回もおそらく値上げが予想される。コスト高だけでなく、ロックダウン中の損害を穴埋めする必要があるからだ。
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