6月1日、飲食店の半数は閉店のまま
コロナ規制緩和の第2段階で6月1日から飲食店の条件付き再開が可能となった。しかし大手金融機関INGによれば約半数のバーやレストランは6月1日に再開していない。ING銀行はピンパス(銀行カード)による支払いから再開度などを分析している。
コロナウィルスによるロックダウンが始まった3月16日以降の飲食店における銀行カード支払いを見ると、3月末には通常の4分の1にまで落ち込んでいる。それでも売上があるということは、テイクアウトやデリバリーによるものだとINGは分析している。
6月1日の解禁日にも多くの飲食店が閉店のままだったのは、単に再開が不可能であっただけではない。1日は月曜日にあたりもともと閉店日の店が多いこと、まだ外食をする人が少ないこと、大学や企業のレストランは従業員がまだ自宅待機状態で開店していないことなどが原因でもあると見られrている。さらに、飲食店での収容人数が30名と限られていたり、1.5メートルルールが徹底されているため、再開しても利益が出ないという店も多い。小規模なレストランやカウンターのみのバーなどは再開しないというところが多い。
INGによれば、それでも6月1日に開店した飲食店は成果を出しているという。天候もよくテラス客が多かったのも影響し、この日の売上は2019年の降臨祭の日と比較しても5−10%減とまずまずのスタートだった。