今一番の話題はF1チャンピオンのマックス・フェルスタッペン

オランダで今一番の話題は、発足間近な新連立政権やコロナ規制ではない。12日にアブダビで行われた2021年F1チャンピオンシップで優勝したマックス・フェルスタッペンが国民注目の的である。これまでオランダ人が熱中していたスポーツは、サッカー、スピードスケート、自転車レースなどであったが、F1レースが加わることになった。

フェルスタッペン(24歳)は12日のアブダビGP決勝で、メルセデスAMGのルイス・ハミルトン(英国)との最終周の勝負を制し、キャリア初の年間タイトルを手に入れた。ルッテ首相を筆頭にオランダ国民は今回の優勝に歓喜している。

マックス・フェルスタッペンはベルギー・ハッセルト出身のオランダ人レーシングドライバー。父は元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン、母はカートレーサーのソフィー・マリー・クンペン、また母方の祖父はGT耐久レースの元ドライバーで、叔父もGTレースやル・マン24時間レースに出場したレーシングドライバーという、レーシングドライバー一家である。マックスは4歳のときにカートレースを開始。10代でF1ドライバーとなる。