ザリガニ増殖、食べられる?

スーパーマーケットでは川のロブスター(Rivierkreeft)と名付けられ、小さなザリガニのむき身が売られているが、100gで3ユーロ近くする。同じアメリカザリガニは、最近ではそこら中の川や運河そして湖に生息していて、時折道路にも出没している。ただ、このアメリカザリガニは欧州に昔から生息していたザリガニを絶滅させただけでなく、環境に被害をもたらすと言われ、嫌われている。最近では、堤防に侵蝕して弱体化させるという事故が起きている。

アメリカザリガニは1979年にオランダに上陸して以来、急速に繁殖している。こういった外来種はアメリカ・ザリガニだけでなく、イタドリ(Japanse duizendknoop)という雑草も同じで、繁殖力が強く他の植物を圧迫する。このイタドリはアムステルダムのA10沿いにある広告マストに生い茂り、携帯アンテナを圧迫している。5Gの受信がうまくいかない場合は、このイタドリを疑うといいかもしれない。

さて、このザリガニやイタドリは実は美味しい。ザリガニはさっと茹でて、中身を食べたり、バーベキューにも最適だ。殻でロブスターのようなビスクが作れる。オランダで自然繁殖するザリガニは無添加。中国から輸入しているザリガニのむき身よりずっと環境にいい。イタドリはルバーブのように調理できる。