オランダ人口増加続く。50年後にはオランダの42%が移民

人口減少で悩む日本とは裏腹に、オランダでは人口が伸び続けている。中央統計局(CBS)の予測によれば43年後の2063年には現在の1,700万人から2,000万人にまで増加するという。今年2020年、オランダの人口は63,000人増加。昨年の増加の半分となっているが、これは新型コロナウィルスによる死亡者の増大と移住者の減少が影響している。2022年にはおそらく年間10万人の増加が予測されている。

移民(移住)者はまた増えると予想されているが、来年はコロナ禍による失業者の増加のため国外からの労働移住者は一時的に減る。ただ新型コロナによる死亡者は、治療法の改善やワクチン導入で減ると見られる。

人口増加は主として移住者の増加が牽引している。過去20年、オランダの人口は150万人増加したが、この96%は移民による増加である。2070年にはオランダ人口の42%が移民のバックグラウンドを持つとCBS。ただオランダの人口の高齢化も進んでおり、2040年には人口の4分の1が65歳以上になるという予測だ。 (画像:CBS)

CBS統計