木曜日から劇場、美術館、映画館など再開
ルッテ首相は金曜日、11月3日から一時的閉鎖となっていた映画館、劇場、美術館などの文化施設と動物園や遊園地を来週木曜日から再開すると発表した。コロナウィルスの感染者数や入院患者数が減少を見せていることから、これらの追加措置は必要ないという判断だ。
政府は感染者数の減少傾向とはいうものの、RIVM(国立衛生環境研究所)の統計によれば、金曜日のウィルス検査陽性者数は6109人と、ここ3日間増加傾向にある。政府はこの増加は問題視せず、週単位での30%減少と基本再生産数が1以下となったことに基づき今回の判断を下した。
文化施設の閉鎖は全体で1週間で約100万ユーロ(1億2000万円)の費用が発生するという試算がある。さらに各施設収容人数最大30人という規制は、1週間に800万ユーロ(10億円)の損失となるという。文化施設は3月に3億ユーロ(約360億円)の政府からの支援を受け、さらに8月にはコロナ危機で損失を被った劇場、映画館、美術館は4億8200万ユーロ(580億円)の追加援助を受けている。
飲食店閉鎖という部分的ロックダウンがいつから解除されるか、クリスマス休暇前後の追加措置などについては火曜日の定例記者会見で発表される。すでに決定しているのは大晦日の恒例行事である花火大会で、これは今年は禁止となった。