政府発表「部分的ロックダウンは少なくとも12月中まで続行」
27日午後19時に行われた政府による記者向け説明会で、現在行われているコロナウィルス規制は12月中まで続くだろうと、デ・ヨング国民健康省大臣は語った。2週間前の記者会見では部分的ロックダウン(飲食店閉鎖)は4週間続くとしていたが、長引く可能性がある。ルッテ首相は、規制の効果はまだ明らかでないため、さらなる規制強化(完全ロックダウン)を行うか否かの結論はまだ時期尚早だと述べてている。来週の火曜日に、政府は記者会見を開き今後の規制について発表する。ただし感染者数が大幅に増えるようなことがある場合にはこの発表は早まる可能性もある。
11月から12月にかけてはシント・マーティンやシント・ニコラスといったイベントがあるが、今年は家族だけか3人までのゲストを招いて祝うしかないと、ルッテ首相は語っている。クリスマスについてはまだ未定だ。
規制が強化されるか緩和されるかの決定には、「R」というウイルス感染者1人が次に何人に感染させるかを示す「実効再生産数」が問題となる。今回のロックダウンで「R」は1以下になることが期待されていたが、現状では1.16。ただし「R」が登録されるのは2週間遅れであるため、デ・ヨング大臣によれば実際は0.88ぐらいだという。大臣はこの数字がさらに低くなることを望んでいる。