格安エアライン、危険地域への航空券を激安で販売。議会で批判
格安エアラインがコロナウィルスがまだ蔓延している地域(コード・オレンジ)への航空券を超低価格で販売している。
ライアンエア(Ryan Air) は先週、イビザ、マドリード、そしてマルタなどのコロナウィルス危険指定地域(コード・オレンジ)への航空券を5ユーロという異常な価格で販売した。 ライアンエア、5ユーロのチケット 他の格安航空会社も超廉価チケットを提供し顧客を集めようと躍起になっている。
「航空会社は満席を目指して手段を選ばない。」と緑の党は批判。民主66党やキリスト教民主党、労働党、社会党、キリスト教連盟も同調した。今夜(10日)に予定されている国会討論で、格安航空会社にこのキャンペーンを中止するよう要請するか否かが決まる。社会党はさらに一歩進んで、コードオレンジ指定国(不要不急での訪問を避ける)へのフライトはすべて廃止すべきだと提案している。
またスキポール空港でのコロナ検査のキャパシティも問題になっている。コロナ検査場は日中のみ開いており、1日1400人までしか検査を受けられない。議会では、検査時間の延長を求める予定だ。民主66党は、危険地域から到着したフライトの乗客に対し、すぐに結果が出る簡易テストの導入を求めている。