政府記者会見:過去6ヶ月の中間評価発表。これ以上の規制緩和はなし。

政府は100人近い専門家の意見をもとに、コロナ感染禍が始まった6ヶ月前からの政府の対応に対する中間評価を、ルッテ首相とデ・ヨング健康省大臣が火曜日夜の記者会見で発表した。感染者数は安定していて、入院患者数もIC入室者数も減っている。一人が感染させる人数も初めて1以下を記録した。しかしながら、7月1日に発表された規制緩和政策はそのまま続行され、これ以上の緩和はない。

これまで政府の対策は賛否はあるものの詳細を極め、国民も遵守してきた。ところが先週、コロナ規制の先頭に立つフラッペンハウス司法大臣が自身の
結婚式パーティで1.5メートル規制を完全に無視している写真が発表され、政府に対する信頼が瞬時にして地に落ちるという事件が起きた。ルッテ首相はこれに対し遺憾の念を表するとともに「我々は皆が聖人ではない。」と発言した。

ルッテ首相はこの6ヶ月で「国民全員の力で」ここまでの達成があったと感謝の意を表した。学校や店舗は再開し、カルチャーシーズンも今週から始まる。しかしまたいつコロナ禍が再開するかはわからないと懸念も述べている。デ・ヨング大臣は、来年の初めにはワクチンが開発される可能性があるがこれも確実ではないと述べている。ワクチンができたとしても、どれだけの人に接種できるのか、それが感染を防ぐものなのか、重篤になるのを防ぐものなのか、どのくらいの期間効果が続くのかなど、不確実な要素が多すぎるという。ただ、検査と追跡のキャパシティはできる限り広げる。

今後の具体的な対策:
・老人ホームで感染が検出された場合、すべての居住者と従業員は、毎週コロナテストを受ける。
・ディスコとナイトクラブの閉鎖は続く。新しいコロナウイルスの発生のリスクは依然として大きすぎると内閣は述べている。
・9月中旬から、「コロナダッシュボード」で地域ごとのコロナウイルス発生リスク詳細がわかるようになる。

コロナダッシュボード(英語)