アムステルダムとロッテルダムで、マスク着用義務化中止
アムステルダムとロッテルダムでは人混みが多い地域でのマスク着用義務を実験的に行ってきたが、これを継続しない。アムステルダム市長のヘルセマ氏とロッテルダム市長のアブタレブ氏が金曜日に発表した。この2都市での一部地域でのマスク着用義務化は8月5日に施行され、来週の月曜日8月31日まで有効だが、それ以後は継続しないことになった。
この背景には、マスク着用義務のあるショッピング通りへの来訪者が減ったことがある。営業に大きな影響が及ぶと店舗が市に圧力をかけたこともあり、市はマスク着用化義務を廃止したという。ただし混雑する通りや店内は一方通行にするなど、人との距離が保てるよう工夫する。公共交通機関でのマスク着用は継続する。
この3週間におよぶマスク着用義務化実験の結果について、犯罪法律研究所(NSCR)と国立公共衛生環境研究所(RIVM)が評価を行う。ハルセマ市長はこの結果が出るまで、着用義務の効果についてはコメントできないとしている。ただ、効果があるという結果が出た場合には再度マスク着用義務化が実施される可能性がある。